一般人に対するレーシックを国が禁止にすべき理由(現代社会の公害=レーシック)

レーシックは「目を良くする医療」というよりも「目を破壊する公害」という名前の方がふさわしいと考えます。
以下、一般人に対するレーシックを国が禁止にすべき理由を述べます。

理由1:レーシックに関して、専門医含めた人間にはインフォームドコンセントやアフターフォローをする能力が無い

レーシック専門医は確かにレーシック手術には詳しいですが、レーシック後遺症には詳しくありません。私の印象は、レーシック専門医のレーシック後遺症知識は2~3割程度であり、残りの7~8割は「知らない」「分からない」「興味がない」の何れかになります。
※「知っていても分からないから言わない」も「分からない」に含む。

能力が無い人間からいくらインフォームドコンセントやアフターフォローを受けても意味が無いとしか言いようがありません。
「詳しい医者から説明を受ければ良いのでは??」と思う方もいるかと思いますが、私が県内県外の大学病院も含めてたくさんの「詳しい医者」に診てもらいましたが、「知らない」「分からない」「興味が無い」の何れかの内容でした。
むしろレーシック難民の方がレーシック後遺症に詳しいです。

このように、現状は「単に手術をする能力しかない専門医が手術をしているだけ」という現状であり、一般の人が誤った説明を受けて誓約書を書き、手術を受けてしまう恐れがあるからです。
※無知であるほど「分かっている」振りをする傾向が強いです。本当に分かっている人は正直に「分からないことは分からない」と答える傾向があります。
そもそもレーシックを推奨している時点で無知なんだなと私は判断します。
※「医者から言われたことのまとめ」は2つ前の記事に書いています。

理由2:「100%安全な手術は存在しない」ことはレーシックを行って良い理由にはならない

「100%安全な手術は存在しない」ことをレーシック不具合に対して言及している内容も散見されます。
これ自体は正しいですが、レーシックを推奨しても良い理由にはなりません。
「100%安全な手術は存在しない」そんなことは当たり前です。重要なのはメリットとデメリットを比較して考えることです。
例えば癌手術の場合、放置しておけば死亡リスクが高まるので、仮に死亡リスクが20%あったとしても手術を行う必要があると判断できると思います。
一方、レーシック手術は単純に「近視などが治るだけ」しかメリットがありません
レーシックは失明リスクが仮にゼロだとしても、「失明よりも重い後遺症となる可能性がゼロではない」デメリットがあります
仮に99%成功でも1%重い後遺症となるリスクが存在した場合、まともな医者なら全員「レーシック手術はやらない方が良い」と判断すると思います。
私の感覚ではメリット:デメリット=1:∞(無限大)くらいだと思います。

このように、割合は低くてもリスクが高過ぎるため、「一般人に対してレーシックを行うべき」と判断できる場合は全く無い(ゼロ)ということになります。
ちなみに、私は、レーシック手術は成功しています。
「手術が成功していても、後から未知の後遺症が出てくる場合がある」これがレーシックの恐ろしさの真髄と言えます。

理由3:医者の言う説明が正しいとは限らず、医者が説明しない(知らない)未知の後遺症が多すぎる

例を挙げると、
医者は「レーシック術後に角膜は安定する」と言います。しかし、これは正しいとは限りません。
私の場合、実際は、角膜は安定せずに変化を続けます。私は術後9年間は大変快適でレーシックに大満足していましたが、9年後以降から見え方がおかしくなり、目が火傷で溶けるような痛みが増え続けています。
※私の見え方は1つ前の記事に書いています。

また、私が事前説明を受けた代表的な内容は「ハログレア」ですね。術後9年間はとても快適で多少のハログレアはあってもほとんど気になりませんでした。
しかし、恐ろしいのはその後です。9年間は全くなかった様々な後遺症が出てきます。
例を挙げると
・火傷で溶けているような目の痛み
・強い耳鳴り
・気持ち悪さ
・頭部拍動
・全身の筋肉の一部がランダムで定期的に痙攣(痙攣する部位は不定
・見え方の劣化(ひどいハログレア、片眼複視(ゴースト)、スターバースト、ビジュアルスノウ、色彩劣化、残像、視界の一部がぼやける、文字が追いづらい)
・目の震え
・頭痛
・頭部が常にビリビリする(痛みではなく、異常状態をしきりに発信している感じ)
など
また、私には無い後遺症で苦しんでいる方も複数知っています

理由4:再手術をしても後遺症の大半は治らない

手術に多少の不具合があっても「再手術をすることで修正可能」と謳っている内容も散見されます。
確かに、近視・遠視・乱視については「再手術をすることで修正可能」ということは正しいです。
しかし、実は「真のレーシック後遺症は近視・遠視・乱視には関係なく起こる」という事実があります。
近視・遠視・乱視には関係ない訳ですから、「再手術をしても後遺症は治らない」ということになります。
※ちなみに私は再手術はしていません。近視・遠視・乱視はほとんどないため、再手術の必要がないからです。

ちなみに「レーシック後遺症の大半は検査機器による異常は検出されない」ため、治療のステージに上がることすらありません

東京M研究所の所長医師が「今の眼科医療は発展しているようでも、実はまだそんなに発展しておらず、分からないことも多い。あなたの症状が数十年先に解明されるかもしれない。」と仰っていましたが、私もたくさんの医療機関を受診して、本当にそうだな、と肌で感じています。

理由5:レーシックに関係する医者の考え方がまともではない

通常は「不具合が発生したら今後起きないように最低でもデータとして集める」という考え方が医療の常識としてあると思いますが、レーシックに関係する医者の言動をみるとまともではないです。今後のためにデータだけでも集めようという気もさらさらありません。
(少なくとも他の分野の真っ当な医者の考え方と乖離していることはご理解いただけると思います)

(事例1)
品○近視クリニック名古屋院長「ここに何をしに来たのですか??ここはレーシックを行う所であり、レーシック後の治療を行う所ではありませんよ。レーシック後の治療は一般眼科に行くように。」と言って当初精密検査を拒否。何度も強くお願いしたら、超嫌々ながら精密検査をしてもらえたが、状態が悪かったため再度検査をお願いしたら、予約自体を拒否された。

(事例2)
私「強膜レンズを処方してほしいのですが」
安心レーシックネットワーク幹部医師「何を処方するかは医者が決めることであって患者が決めることではない。強膜レンズを処方しても良いが、これがダメだったら、あなたみたいな人が来ると迷惑なので来ないでもらえますか。レーシックを行ったところで本来診てもらうべきだ」

おそらく、レーシックをやっていたまともな医者はレーシックを辞めており、レーシックを続ける医者は「負の部分は見なかった(無かった)ことにして蓋をして、レーシックを続行する」という考え方だと思います。
まともだった医者でもそのような考え方に徹しなければレーシック手術を続けることはできないと考えられます。
なお、これらは一例であり、他にも数多くのレーシックに関係する医者に診てもらいましたが、「今後のためにデータだけでも集めよう」とする医者は皆無でした。
検査しても異常が検出されないことや治療法が無いこともこのような状況に拍車をかけていると思われます。

理由6:合法であれば必ずレーシックを行う医者が登場する

※レーシックは安心・安全と言っている医者はまともな医者ではないため論外です。
仮にレーシックは危険と分かっていても、病院経営なども経済活動ですから、お金になるということであれば、必ずレーシックを行う医者は登場します。これを排除するには「一般人に対するレーシックを違法にする」しかありません。
被害に遭うのは何の罪もない一般人です。
ただし、軍人など、特殊な人に対しては特定の条件を満たせばレーシックを許可しても良いと思います。
命を懸けて戦う覚悟があるなら、レーシックを行うことと釣り合うと思います。
逆に言えば命を懸ける覚悟が無いならレーシックは受けるべきではありません。
まあ、日本には軍人はいませんので外国の話になりますが。

理由7:真のレーシック後遺症は死よりも重い

少なくとも私は真のレーシック後遺症と死を比較した場合、レーシック後遺症は死よりも重いと考えます。
アメリカでは自殺者が複数出てます(※1つ前の記事に記載)。
私は自殺してませんので彼らが何を思って実行したのかは正直分かりません。
ただ、一つ言えることは、単に「レーシック後遺症が死より重い」のではなく、
「レーシック後遺症は死よりも遥かに重い」ということです。
人というのは簡単に死ぬことはできません。
それを実行できてしまうのは、それが死よりも遥かに重いと判断した結果だと思います。
それほど、レーシック後遺症は重いものであり、レーシックは存在してはならないものだと考えます。

理由8:満足度○○%は安全性の根拠になり得ない

レーシックを行うクリニックは「術後満足度○○%」を謳って、しきりにレーシックの素晴らしさをアピールします。
満足度に関しては正しい情報だとしても、その満足度と安全性を関連付ける内容が散見されます。

そして、「満足度が高いから安全だ」という誤った情報に騙されてレーシックを受けてしまう恐れがあります。

私の場合、術後9年間は「大変満足」していた訳ですから、満足度アンケートを記入した場合は「大変満足」に入っていたことになります。
そのような私でさえもレーシック難民になってしまったということは、「仮に術後満足度が100%であったとしても安全性の根拠にはならない」ということを意味することになります。

理由9:レーシックが目に良い訳が無い

クリニックによっては、「レーシックはコンタクトレンズよりも目に良い」などと宣伝するところもありますが、よくよく考えてみてください。
レーシックは目の表面をレーザーで焼き溶かしているのですよ。
そして手術中は髪の毛が焦げたような匂いがします。目の表面と髪の毛は成分が似ているのかもしれませんね。
どう考えても目に良いわけがありません。私がレーシックは「医療」というよりも「害」だというのも分かりますよね。
目は脳と直結する重要な器官です。目の神経に異常が出れば私のように目以外の全身に後遺症が発生しても何ら不思議ではありません
眼科医は「眼のことしか知らない」と言っても過言ではありません。少なくとも破壊された目の神経のその後の挙動について少しでも知識がある眼科専門医は私は見たことも聞いたこともありません
眼は脳の一部とも言われており、眼の一部を焼き溶かすということはどんな後遺症が出るのか眼科医では到底分からないことは容易にご理解いただけるのではないでしょうか。

まともな眼科医はほぼ全員「レーシックはお勧めしない」と言っているし、眼鏡が一番だと言う医者も多いのです。

理由10:「数百~数千万の手術実績があって重篤な後遺症の報告は1件もない」という主張は安全性の根拠にならない

この内容自体が仮に本当だったとしても、レーシックの安全性の根拠にはなりません。これもレーシックの恐ろしさの真髄と言えます。
安全性の根拠にならない理由は「レーシック後遺症の大半は検査機器による異常は検出されない」からです。
私の例で言うと、上述の後遺症であっても、異常は検出されず、視力も1.0程度あるため、「本人は何か不調を訴えてはいるが、手術は成功し、術後も順調に経過している」と診断されます。重篤どころか、後遺症があるという件数にも入らないのです。私以外にもこのような人が複数いると考えられます。

(眼科医は視力表による視力の良し悪しを重視する)
レーシックは、近視などを治す手術であるため「視力が0.03から1.5になった」などが注目されがちです。
しかし、レーシックの真の恐ろしさは「劣化した視界は、視力表の視力検査では測れない」ことです。1つ前の記事でお見せした私の見え方を見てもらえば分かると思いますが、視力表の視力なんて見え方の1要素に過ぎず、劣化した視界の中では視力1.0が如何に無意味か、分かってもらえると思います。
眼科専門医やレーシック専門医は、レーシック後遺症についてはほぼ無知ですので、劣化した視界を理解することは基本ありません(私の経験上は皆無でした)。基本的に視力表の視力を基に見えているか見えていないかを判断してしまうのです。

まとめ

以上のように、レーシックは未完成の技術であると言えますので、国による制限が必要であると考えます。
「レーシック技術は確立されたものである」という内容も見ますが、発信元を確認してください。きっと、レーシックをする側による発信になっていると思います。利益が絡んでおり中立的・客観的な内容ではありませんので、レーシックをする側の発信は基本的に信用してはいけません

私もレーシックの後遺症にならなければ今も快適な生活ができていたことも考えると、別にこんな記事を書きたくも無いのですが、なってしまった以上、できることは「これ以上の被害者を出さないこと」くらいしかありませんので、このような記事を書いています。

私がこのような記事を書かなくても、早かれ遅かれ、レーシックの危険性がさらに認識され、レーシック手術は法的に禁止または制限されると思いますが、被害者が一人でも少なくなるよう、なるべく早く禁止されるべきだと考えています。
※遠い将来まで考慮すれば、間違いなくレーシックは消滅すると思いますし、そうでなければならないと思います。