人は自分の知識と経験を基準に判断する

※思考力が低下し続けていますが、何とかブログを続けているダブルです。長時間かけて文章をまとめて、何とか書いている状況です。症状は悪化の一途を辿っているので、おそらく、その内、ブログもまともに書けなくなると思います。最近、ブログ更新が多いのは、このためです。


2010年、レーシック後の目が絶好調だったとき、中国語を勉強し始めたのもあって、友達と上海万博に行った。その後、友達は帰国して、自分だけ一人で黄山や南京にローカル電車(火車)で行って観光した。


帰国後、会社の人に「南京大虐殺」の記念館も見てきたことを話したら、「大丈夫だったか?」「後ろから刺されなかったか?」と言う人が複数いた。
そのときは、反日運動が盛んなときで、TVの報道では、暴動が起きていたりして、確かに中国は危ないイメージがあったかもしれない。
しかし、自分が旅行に行ったときは、微塵もそんな危険なことはなく、至って安全な場所だった。TVで報道されていたのは極一部分の話だと思った。


ここで重要なのは、私が「安全だった」といくら説明しても、回りの大半は全く信じてくれなかったことだ。


そのときに「ああ、人は分からないことを判断するときに、自分の知識と経験のみを基準に判断するのだな」とつくづく思った。



話は私の症状に戻って、今も、会社ではストレスが原因だと決めつける人がやたら多い。根本原因が別にあるのに、いくら説明しても理解されない。
もちろん、ストレスが原因ということであれば、仕事に復帰するときに説明しやすく、私の会社での進路への影響が少なくなるという配慮もあると思う。
後遺症だと、半分障碍者のような形になるため、会社では、不都合が多いはず。
もちろん、それは分かってはいるけど、多分会社に復帰する事はできないので、関係無い話だろう。だったら本当の事を分かってほしいと思う。


なぜか、悪化の一途を辿る。しかも、ゆっくりと言いつつも、自分としてはけっこうスピードが速い。この点は他の難民の方達と少し異なる点だと思う。


レーシック後遺症は今までの経験とか常識は通用しない、全くの別次元。未知の世界だ。現に私の症状もほとんどが経験したことがない症状であり、一年前の自分が聞いても、全く理解できなかっただろう。


おそらく会社の人も同様で、「見た目は普通だし、病院に行っても異常が無いのだったら、ストレス等の精神的なものしか今まで聞いたことがない。だから当然ストレスでしょ。今まで何の問題も無かったんだし。」と思うのは無理のないことだろう。


ただ、慢性的に続く苦痛で、これよりも苦痛なことが直ぐに思い浮かばない。
普通の怪我や病気であれば、それが重度のものでもほとんどは時間とともに回復または和らいでいく。
しかし、レーシック後遺症の場合は、元々回復しない角膜の角膜実質という部分を焼き削ってしまっているので、自然治癒しない。しかも、なぜか、ゆっくりと悪化の一途を辿る。


本当に自分の症状を超える苦痛・苦難が思い浮かばない。変な妄想をしてしまった。


普通の状態を基準として、以下の二者択一のどちらかになる場合、私個人の妄想としては、


・両足切断 vs 今の私の後遺症
→両足切断を選びます。
理由:車椅子生活の不自由な障碍者となりますが、人間らしく生きることができることと、仕事も続けられることです。圧倒的に両足切断ですね。


・両腕切断 vs 今の私の後遺症
→悩ましいですが、両腕切断を選びます。
理由:仕事はどちらもできなくなりそうなので互角ですが、やはり人間らしく会話をすることができますからね。神経と脳がまともな方が良いです。痛み・吐き気・目眩・耳鳴り・全身症状から解放されるのもありがたいです。健康だった目もほしいですね。


・完全盲目 vs 今の私の後遺症
→これはどちらが良いか分かりません。
理由:同じ目に関係するのに、症状が全く異なっており、別次元だからです。今の苦しみから解放されるなら、一瞬完全盲目もありかと思いますが、やはり失明は恐怖です。まあ、角膜メルトダウンも失明しないまでも進行してますから、恐怖ですが。